新・映像の世紀 第一集
新・映像の世紀 第一集
ふと思い出して年末に再放送されていた2015年放送の新・映像の世紀をみた
録画しておいた時はまさかこんなことになるとはおもってなかったが...
山田孝之がウェルズの言葉をして「第一次世界大戦は全てを終わらせる戦争ではなく、全てのはじまりの戦争だったのだ」と言っていたのが印象的だった 100年前の第一次世界大戦の生々しい様子がフィルムとして残っていることに驚いたが、より驚くのは100年前の先人たちと全く同じことを21世紀に生きる我々が繰り返しているように見えてしまってげんなりしてしまった
無差別爆撃してる様子なんかは、バカみたいなZのマークをつけた連中がやっていることと変わりない
だいたい意匠がショボすぎるんだ、ハーケンクロイツくらいカッコいいマークでいけよ! 毎度わかってはいるのに、英仏のやり口には呆れてしまう
英仏が各地で火種を投げ込んでいなかったら、ドイツやオスマン帝国が存続していたら、一体どんな世界になっていたんだろう アラビアのロレンスはTENETでのオマージュで久々に存在を思い出したけれど、モデルとなったロレンスさんはどんだけ苦しかったろう...と悲しい気持ちになってしまった 英仏の裏切りがなくアラブの国が建国されていたら、ユダヤの国が建国されていなかったら、中東はどうなっていただろう... 第一次世界大戦といえば、1917でもみたような悲惨な塹壕戦のイメージが強いが「クリスマスまでには終わるだろう」と呑気なことを言って我先にと志願していた志願兵たちの様子をみて、俺もあの場にいたら愛国心とやらに駆られて志願して、真っ先に前線で意味もなく犬死にしてたんだろうなあ、と ヴェルサイユでの会議も、理想主義のウィルソンに対して今でいうネオコン?みたいな拝金主義のクソどものせいで敗戦国は信じられない額の賠償金をつきつけられ禍根を残す講和となっていなかったら....とおもうと いつの時代も賢こすぎる人の意見は聞き入れられないのかもしれない